CCクリームは「Care Control (=ケア・コントロール)」、もしくは「Color Control(=カラー・コントロール)」の略です。
BBクリームとCCクリームの違いとは?
BBクリームでは重たい、カバー力が強すぎて厚ぼったくなる、けれど、1本で済ませたいという声を生かして、開発された、まだ新しい分野のベースメイクです。
そのためブランドによっても解釈・提案の仕方が異なるので、テクスチャーや仕上がりが商品によって全然違うということもざらです。
BBクリームのように1本で完了することができるものもあれば、ファンデーションを使うことが前提の化粧下地のようなものもあります。
色々な種類があるとはいえ、BBクリームに比べると、CCクリームは軽やかで、ナチュラル。素肌を生かした仕上がりになるものが多いです。
そのため60代・70代の肌悩みが多い人には、カバー力が足りないんじゃない?と敬遠する方も多いのではないでしょうか。
CCクリームの軽やかな仕上がりの秘密
たしかにカバー力だけを見れば、コンシーラーを筆頭に、クリームファンデ-ション等テクスチャーが固形に近づくほど、カバー力は高まります。
けれど、しみを完全に隠せば、美肌に見えるかと言えば、そうではない。
ここが化粧の興味深いところなのですが、しみや毛穴やあらゆるものを消しさるようなベースメイクをすると、のっぺりしてしまいますし、しわにベースメイクが入り込んで、時間が経つごとにしわが目立ってしまいます。
なりたいのは、しみも目立つことなく透明感のある明るい肌だと思います。
であれば、しみを色でぼかしつつ、光で反射させて明るい肌に見せるほうが若々しい印象を与えてくれます。
そしてそれを得意とするのがCCクリームなのです。
ナチュラルなカバー力で若々しさを
元々得意としていた透明感のある仕上がり、カラーコントロールの働きはそのままに、1つで完了できる、メインを張れるだけのカバー力も備えたCCクリームが増えています。
オールインワンに代表されるように、時短コスメは空前の大ブーム中です。
だからCCクリームも化粧下地という縁の下の力持ちに収まらなくなってきています。
確かにBBクリームやファンデーションのような分かりやすいハイカバーさはありません。
しかし、肌の色ムラ補正をして、均等な肌に仕上げてくれるので、結果的にしみを目立たせず、美肌に見せます。
色も明るめのものが多いので、くすみがちな60代・70代の肌をトーンアップしてくれます。ピンクベースやパールが配合されているものは、自然に肌を明るくみせてくれます。
ナチュラルなツヤ肌の方が若々しい印象を与えますし、特に春夏は軽めのスキントーンの方が涼しげです。
暑い季節は汗や皮脂量が増えるので、汚い崩れ方を防ぐ意味でもCCクリームはおすすめです。
それにナチュラルで薄づきなので「ちょっと1本だけでは足りない。この部位をもう少しカバーしたいという」場合、上からファンデーションやコンシーラーを併用しても重くなりません。
CCクリームならば2WAYの使い方もできるのです。だから、手持ちのファンデーションが残っていても、ムダになりません。
季節の変わり目は肌をチェンジする絶好の機会です。CCクリームという選択肢を増やしてみてはいかがでしょうか。
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